体験的マイコン学習(Arduino編)


目次



第7回 Arduino互換機を自作してみる


【 作って遊べるArduino互換機 】の本を参考にしました

今回は、書籍に付録のプリント基板と、1,000円の部品パーツを使用して、UncompatinoというArduino互換機を作成します

作って遊べるArduino互換機参考書

準備するもの

UncomPatino基板
部品パーツ
道具

○ 部品

部品名 個数
Uncompatino基板(秋月電子で300円) ※ 書籍には1枚付属されてます 1枚
「作って遊べるArduino互換機」パーツセット(秋月電子で1,000円) 1セット

○ 道具

品名 個数
はんだごて 1本
ヤニ入りはんだ 1個
はんだ吸取線 1個
ケミカルペースト 1個
フラックス 1個
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Uncompatinoの機能仕様

Uncompatino(アンコンパチーノ)は部品点数を極限まで減らしたArduinoの互換機です
3.3V出力と、ACアダプタは非対応ですが、Arduinoの互換機としては十分に使えると感じました

○ UncompatinoとArduino Unoの機能仕様

項目 Uncompatino Arduino Uno
マイコン ATmega328P-PU ATmega328P-PU
動作クロック 16MHz 16MHz
シリアルのインタフェース FT232RL ATmega16U2
自動リセット 対応 対応
LED点灯回路 起動の表示 電源オン、起動、通信の表示
デジタル入出力 14本 14本
アナログ入出力 6本/6本 6本/6本
電源電圧 5V 5V
バスパワー 対応 対応
ACアダプタ 非対応 対応(7V~12V)
外部電源入力 5Vピンで対応(安定5V) Vinピンで対応(7V~12V)
5V出力 バスパワー供給能力まで 最大500mA
3.3V出力 非対応 最大150mA
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シリアルインタフェース(FT232RL)の取付け

(1) 基板裏面に、シリアルインタフェース(FT232RL)を取り付けしていきます

※ ここの作業が1番難しい所になります。部品のピンの間がわずか0.65mmしかないので、慎重に取付けてください

マグボット用ソフトのダウンロード
マグボット用ソフトのダウンロード

(2) フラックスを取付け部分に塗ります

このフラックスを使用することにより、はんだの流れを良くしてくれます

マグボット用ソフトのダウンロード

(3) FT232RLの部品を設置します

マグボット用ソフトのダウンロード

(4) 流しはんだをしていきます

マグボット用ソフトのダウンロード

(5) はんだ吸取線でうまくはんだを吸い取っていきます

※ 上段左から3番目と4番目だけショートさせておいてください

マグボット用ソフトのダウンロード
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各種部品の取付け

(1) 基板前面に各種部品を取付けていきます

各種部品の取付け

(2) 背の低いものから順番に取り付けます

コンパイル

(3) 完成です

マグボット用ソフトのダウンロード
マグボット用ソフトのダウンロード
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ブートローダを書き込む準備

(1) ブートローダの自己書き込みに使うソフトウェアをダウンロードする

BitBang版 avrdude(avrdude-serjtag04e.zip)

avrdude-GUI(avrdude-GUI-1.0.5.zip)

libusb-win32(libusb-win32-bin-1.2.6.0.zip)

(2) ブートローダの自己書き込みに使うファイル

BitBang―適当な位置に作成した適当な名前のフォルダ
 avrdude.exe―BitBang 版 avrdude の実行ファイル
 avrdude.conf―BitBang 版 avrdude の設定ファイル
 avrdude-GUI.exe―avrdudeのGUIラッパ
 libusb0.dll―libusb0_x86.dllをリネームして使用

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ブートローダの書き込み

(1) avrdude-GUI.exeを起動します

下図の項目を入力し、Fuseの場所のWriteボタンをクリックして書き込みます

ブートローダの書き込み1

(2) フラッシュメモリに書き込むブートローダの選択

Flash項目の右側にあるボタンをクリックして、参照先を指定します

ブートローダの書き込み2

(3) 参照先の選択

C:\Program Files\Arduino\hardware\arduino\avr\bootloaders\optiboot

optiboot_atmega328.hexを選択します

ブートローダの書き込み3

(4) フラッシュメモリにブートローダを書き込みます

Erase - Write - Verify ボタンをクリックします

ブートローダの書き込み4

(5) ロックビットの書き込み

Lock Bitの項目に、「0F」を入力して、[Write] ボタンで書き込みします

ブートローダの書き込み5
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