体験的マイコン学習(Mbed編)


目次



第5回 液晶ディスプレイに温度を表示してみる


前回作成した液晶ディスプレイに、温度センサーを追加し、温度を表示してみます。
MBEDはLPC1768を、液晶ディスプレイはAruduinoの部品セットについていたものを
温度センサーはLM61CIZ使用します。


配線

配線します。

  • Mbed(LPC1768)をブレッドボードに差します
  • 液晶ディスプレイのSDAに28ピンをSCLに27ピンをVCCには5VピンをGNDにはGNDピンを接続します。
  • 温度センサー(平な面を前にして)左のピンに3.3Vピン、真ん中のピンに20番ピン、右のピンにアースを配線します

配線
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プログラムの作成

①プログラムを作成します

  • WEBのMBEDサイト(ユーザ登録要)にログインし、右上のCompilerをクリックします。
  • 開発環境画面が表示されますので、画面左上の検証ボタンをクリックします

プログラムの作成1

② プログラム名を入力し、OKボタンをクリックします

プログラムの作成2

③ 左側のマイプログラムのmain.cppをクリックし、コードを以下のように修正します

#include "mbed.h" #include "TextLCD.h" AnalogIn sensor(p20); I2C i2c_lcd(p28,p27); // SDA, SCL TextLCD_I2C lcd(&i2c_lcd, 0x7E, TextLCD::LCD16x2, TextLCD::HD44780); int main() { lcd.setBacklight(TextLCD::LightOn); while(1) { float temp; temp = (sensor * 3.3 - 0.6) / 0.01; lcd.locate(0,0); lcd.printf("%.2f", temp); wait(1.0); } }


④ ドライバのインストールを行うために、mbedのトップページからHardware>Components>Displayを選択

ドライバインストール1

⑤ I2Cと書かれた方のHD44780を選択

ドライバインストール2

⑥ Libraryのimport libraryをクリック

ドライバインストール3

⑦ ②で作成したプロジェクトをTarget Pathに指定し、Importボタンをクリックするとライブラリが取り込まれます

ドライバインストール4

⑧ 取り込んだライブラリのTextLCD_Config.hを以下のように修正します

修正前

//Select Serial Port Expander Hardware module (one option only) #define DEFAULT 1 #define ADAFRUIT 0 #define DFROBOT 0 #define LCM1602 0 #define YWROBOT 0 #define GYLCD 0 #define MJKDZ 0 #define SYDZ 0 #define WIDEHK 0 #define LCDPLUG 0

修正後

//Select Serial Port Expander Hardware module (one option only) #define DEFAULT 0 #define ADAFRUIT 0 #define DFROBOT 0 #define LCM1602 1 #define YWROBOT 0 #define GYLCD 0 #define MJKDZ 0 #define SYDZ 0 #define WIDEHK 0 #define LCDPLUG 0


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コンパイルする

① 画面左上のコンパイルボタンをクリックします。
  コンパイルが成功すると、ファイル(display_test_LPC1768.bin)がダウンロードされます

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実行する

①Windowsメニュー → コンピューター → MBED(F:) をクリックし

この中に先ほどダウンロードしたファイル(display_test_LPC1768.bin)を入れます

② ボタンを押し、LCD上に表示されることを確認します

コンパイル

温度が表示できました!

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