島根大学さまのシステム創生プロジェクト発表会が実施されました。
県内企業が地域課題をテーマに島根大学の学生さんと一緒にリーンスタートアップを学びながらビジネスプランを構築する授業です。
概要
今年のテーマは「自然言語処理」でした。現在弊社では、機械学習・深層学習を2019年から勉強しています。2020年はデータ分析、2021年は画像分析を研修したのですが、それ以外のAI系の研修をしようと考え、「自然言語処理」にたどり着きました。
感情分析
今回のシステム創成プロジェクトの最初のプランも「自然言語処理」の感情分析を使用したメンタルケアでした。内容としては、日報とか月報を感情分析して、問題を抱えている人を援助するというものです。
当初のプラン
当初は企業向け製品として、社員の報告日報・月報を感情分析するプランだったのですが、学生さんに身近なものと考えてもらいたくて、対象を企業の社員から、大学生に変更をしました。そこで問題になったのが、わざわざ学生が文章を入力するのかということ。
最終的なプラン
そこで学生のみんなと検討を繰り返して、最終的にたどりついたのが、IOTを使用したメンタルケアでした。具体的には、スマホやスマートウオッチ、スマートスピーカーを使用して、それらが取得したヘルス情報を分析して、メンタルケアをするというものになりました。
感想
当初の目論見と違って、「自然言語処理」を使用しないものになってしまいましたが、リーンスタートアップの考え方に従って、1)仮説を立てる。2)仮説を検証する。3)検証結果を分析して、正しくなければ、新たに仮説を立て、またこのサイクルを回す。ということは十分にできたし、学生のみんなにも勉強になったと思うので、大満足なプロジェクトでした。